こんにちは!けいちゃんです。
今日はアウトプットが自己成長のカギだという話を書いていきたいと思います。
結論から書くと実は、たくさん本を読んだり、セミナーを受講したりして「インプット」しても、「アウトプット」しないと自己成長することはできません。
なぜならそれが脳の仕組みだからです。
インプットとは、脳の中に情報を入れる、つまり「入力」すること。アウトプットとは、脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、外界に「出力」することです。
具体的にいうと、「読む」「聞く」がインプットで、「話す」「書く」「行動する」がアウトプットです。
インプットすると、脳の中の情報や知識が増えます。しかし、インプットだけでは、現実的な変化は何ひとつ起きません。一方、アウトプットは「行動」です。
アウトプットして初めて、現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。本を100冊読んでも、まったくアウトプットしなければ、現実の世界は何ひとつ変化することはありません。インプットは「脳内世界」が変化するだけ。アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができます。
インプットとアウトプットの最大の違いを一言でいうと、アウトプットは「運動」であるということです。アウトプットするとき、人は、運動神経を使って筋肉を動かします。手の筋肉を動かして「書く」、口や喉の周りの筋肉を使って「話す」、全身の筋肉を使って「行動する」。いずれも運動神経と筋肉を使っています。「書く」「話す」といった運動神経を使った記憶は、「運動性記憶」と呼ばれます。運動性記憶の特徴は、一度覚えるとその後はほとんど忘れることはないということです。3年ぶりに自転車に乗ったら乗り方を忘れていた、ということはないはずです。筋肉や腱を動かすと、その運動は小脳を経て、海馬を経由し、大脳連合野に蓄積されます。小脳を経由するので、経路が複雑になり、多くの神経細胞が働くことで記憶に残りやすくなる。だから、一度覚えたら忘れにくいという特徴があるのです。
インプットをしたら、その知識をアウトプットする。実際に、知識を「使う」ことで脳は「重要な情報」ととらえ、初めて長期記憶として保存し、現実にいかすことができます。これが脳科学の法則です。脳の基本的な仕組みを知らないことで、人生の貴重な時間を失っている。計り知れない損失をこうむっているのでです。
これまでに見てきた通り、アウトプットによって記憶が残り、知識が身につき、自己成長が実現します。しかし、アウトプットするためには、やはりインプットが必要。インプットとアウトプットの関係は、どのように理解すればいいのでしょうか?まずインプットをする。インプットをしたらアウトプットをする。アウトプットをしたら、またインプットをする。インプットとアウトプットをどんどん繰り返すことによって、自己成長できるのです。インプットとアウトプットを繰り返すわけですが、それは円のように同じ所を回るのではありません。インプットとアウトプットを一巡するたびに少しだけ成長できます。さらに、インプットをしてアウトプットをすることによって、螺旋階段を上るように、上へ上へとどんどん成長していくことができるのです。
自己成長したければ、インプットをしてアウトプットをする。それをとにかく繰り返すことです。