こんにちは!けいちゃんです。
今日は第二弾ということで映画「宮本から君へ」を観たので紹介していきたいと思います。
もともと漫画が原作でテレビドラマでテレビ東京、ドラマ25で深夜にやってたものが2019年に映画化したものです。主演 池松壮亮、蒼井優、共演は井浦新、一ノ瀬ワタル、柄本時生、佐藤二朗、ピエール瀧、松山ケンイチ、監督 真利子哲也ですね。
ドラマがサラリーマン編で映画は恋愛編という感じです。ドラマが不器用な青年、宮本浩の成長物語で一話一話積み重なってゆく形に対し、映画は物語分割して描くにはあまりにも不向きな内容でまさに映画だからこそ成り立つ作品です。
真利子哲也監督は映画化以前から「ドラマで前半、映画で後半を」と考えていたとのことですが、この選択は最良のものといえるでしょう。
宮本から君へあらすじとネタバレ
文具メーカーで働く若手サラリーマンの宮本浩。どうしようもなく不器用で社会では生きづらい性格を持ちながらも、その情熱と愚直さによってなんとか成長していきます。
その中で会社の先輩の友人である中野靖子と出会い、親しくなります。
やがて、靖子の家に呼ばれ夕食をごちそうになる宮本。するとそこに、靖子の元恋人の裕二が押しかけてきます。
ヒモ体質で浮気性の裕二との腐れ縁に疲れてしまっていた靖子は、宮本に救いを求めます。
そして靖子の気持ちに応えた宮本は、裕二に対し「この女は俺が守る」と言い放ちます。
それを機に二人は結ばれ、照れくさくも幸せな日々を過ごすことになります。
ここからネタバレになります。まだ映画を見ていない方、結末を知りたくない方はご注意ください。
ところが、宮本が泥酔したまま眠り込んだのを見ると拓馬は豹変。靖子に襲い掛かります。
翌朝、目覚めた宮本は、様子が一変している靖子に何があったのか問い詰めます。
靖子から前夜の顛末を泣きながら聞かされた宮本は怒りに震えますが、泥酔し、眠りこけていた宮本には怒る権利もないと靖子は突き放します。
それでも怒りが収まらない宮本は拓馬に食って掛かりますが、あっさりと返り討ちに遭います。
この一件で気まずくなった二人の間には溝ができてしまいます。
他に頼るあてもない靖子は祐二を頼ります。そして、祐二にあることを伝えます。
靖子は妊娠していたのです。
父親が祐二、宮本、はたまた拓馬なのかはわからない中、全てを飲み込んで宮本は靖子に結婚を申し込みますが、あっさりと断られてしまいます。
それでもあきらめきれない宮本は、拓馬との再戦に挑みます。
圧倒的な力の差で打ちのめされる宮本でしたが、拓馬の股間に掴みかかるとそのまま握り潰し、ボロボロになりながらも逆転勝利を収めます。
拓馬から勝利をもぎ取ったことで、「俺という男の凄さ」に気づいた宮本。
そして靖子に対し、「俺の人生はバラ色で、この凄い俺が靖子も子供もまとめて幸せにしていやる」と叫び、彼女を抱きしめるのでした。
両親へのぎこちない挨拶をすました二人は、少しずつ夫婦としての暮らしを始めます。やがて臨月を迎えていた靖子の陣痛が始まり、二人が暮らすアパートでそのまま出産を迎えます。
そしてしばらくすると、そこには無事出産を終えた靖子、そして二人の間に生まれた子どものために強く叫び続ける宮本の姿がありました。
映画宮本から君への感想と評価
とにかく主演の池松壮亮と蒼井優の熱量がすごい。日本大学芸術学部を出ているその演技力に定評のある池松壮亮ですが、そんな彼をして”化け物”と評させる蒼井優の演技もまた圧巻です。ドラマから続投して出演するキャスト陣の登場は抑えられていますが、代わりに映画から登場する井浦新、佐藤二朗は流石の演技を見せてくれます。またやっちまったピエール瀧もまたいいアクセントになっています。そしてさらに注目すべきキャストは、巨漢拓馬を演じるために体重を30キロも増量し、文字通り怪物と化した一ノ瀬ワタル。元格闘家の俳優であり、これまでにもhigh &lowシリーズやクローズシリーズなどアクション映画で活躍してきた俳優です。映画全体の勢いを加速させるという重要な役割を果たしました。蒼井優は本作について、撮影三日目でヘトヘトになり、今までの映画の現場で一番疲弊、消耗したと語っています。それほどまでに苛烈な、演技を超えた感情のぶつかり合いをこの映画で見ることができます。
まとめ
主題歌はエレファントカシマシの宮本浩次とHi-STANDARDの横山健とコラボで楽曲制作した『Do you remember?』これがエンドロールのとともに流れて来た時は鳥肌が立ちます。まじでいいです。ピュアだし熱量もすごいです。この映画を見ると本当人生一度きり全力で生きなければもったいないな と思わせてくれます。日々の生活の中で人生が一度しかないと気付いている人と気付いてない人では天と地の日々の幸福度の差があります。コロナ自粛とか関係ないです。マジで後悔しない人生を!